『熱帯安楽椅子』


暗く窓の無いこの場所で、濃密な闇に支配されている


四方の壁に掛けられた古く豪華な燭台

そこに燈る淡い炎が唯一の明かりだ



捕らわれ・・・繋がれてから

もう・・・

どれくらいの時が流れたのか・・・

そんな事を考えることすら忘れていく



冷たい檻はあいつの腕の代わりに

手足を縫い留める鎖はあいつの想いの代わりに


俺を拘束する





ふと



炎が強く揺れ

深い影を床に映し出す



近づく気配を一瞥すると

妖しく

サンジは微笑んだ





「こんなところに閉じ込めて、そんなに俺が恐いのか?」





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サンジを監禁するゾロ。
でも、優位なのはサンジなのです(笑)
サンジを誰にも渡したくなくて、
ゾロはサンジを檻に閉じ込めてしまうのですが、
本当の意味で囚われているのはゾロの方・・・

そんなイメージで描いてみましたv


このイラストは 『ハードラック・ママ』のAr.NORIKO様に
捧げさせて頂きましたv
ご好意で、サイトに飾って下さっています!
タイトルの『熱帯安楽椅子』はAr.NORIKO様が付けて下さいました。
ありがとうございますm(_ _)m

そのうち裏でも作ったら、熱帯安楽椅子みたいな感じの
『狂気と紙一重の愛』をゾロサンで
やってみたいな〜なんて思ってますv

2004.04.29